ぼんじんブログ

凡人の凡人による凡人のための日記

白砂糖って何が体に悪いの?

正月に実家に帰りました。

色んな料理が振る舞われるなか、なんの疑いも無く精製された白砂糖を使っていることに驚き、少し調べてみたくなったのでここにまとめます。

 

砂糖の原材料

まず砂糖の原材料ですが、大きく二つ「さとうきび」と「てんさい」になります。

さとうきびは沖縄など暑い地域で作られ、クセはありますがコクが強いのが特徴です。

てんさいは北海道などの寒い地域で作られ、さっぱりとした味わいになりオリゴ糖などの栄養分が高く含まれます。

 

 

製造過程

これらの原料は現地の工場でしぼり汁を煮詰めて蓄えられたショ糖を結晶化させます。固形化することにより輸送もしやすくなります。これが粗糖(原料糖)と呼ばれるもので砂糖のベースになります。

 

それが製糖会社に運ばれて粗糖が精製されます。

この時に重要なのが「分蜜糖」と「含蜜糖」に分ける工程です。

含蜜糖は結晶と糖蜜を分けずに再結晶化したもので、黒糖、きび糖、てんさい糖などがこれにあたります。

分蜜糖糖蜜を分ける作業を何回も繰り返し、純度の高い糖分だけにしたものになります。これが白砂糖となりますが、グラニュー糖では99.9%の糖分にまで精製されます。

 

砂糖の栄養分

この分蜜糖の精製の工程で原料糖に入っていたミネラルなどの栄養素が失われてしまいます。

これが体に悪いといわれる原因と思われますが、ミネラルが失われた砂糖を摂ると体は酸性になります。それを中和するために体の中のミネラルであるカルシウムが使われます。

カルシウムが食べ物から摂れない時は体の骨を溶かして補います。

そのため砂糖の摂り過ぎは体をボロボロにしてしまうのです。

 

その他にも砂糖は糖分の消化・吸収がとても早いため、一気に血糖値が上がります。一気に上がった血糖値はインスリンによって一気に下げられます。

それによって脳の糖が足りなくなり、集中力がなくなったりイライラしたりしてしまうのです。

 

どちらにしても砂糖の摂りすぎは問題ですが、なんも疑いなく白砂糖を使っているのであれば一度きび糖やてんさい糖を使ってみることをおすすめします。