ぼんじんブログ

凡人の凡人による凡人のための日記

38歳で急性膵炎

38歳で二度目の急性膵炎になりました。前回もでしたが、さいわい軽度だったみたいでそれほど入院も長引きもせず無事10日ほどで退院できました。自分への戒めも込めて、急性膵炎になって思ったことを記してみようと思います。

 

膵臓ってあまりピンとこないところだとは思います。食べたものを消化するのに必要な消化酵素などを含んだ「膵液」や、血糖値を調整する「インスリン」を分泌している、胃腸と密接に関係したかなり大事な臓器です。アルコールの大量摂取や暴飲暴食などにより、膵液が大量に分泌され膵臓自体を溶かしてしまうというのが、「急性膵炎」の症状です。

 

左脇腹から真ん中、腰回りにかけても痛みが襲い、重度の人はのたうち回るほど痛いみたいです。自分は幸い軽度だったのでゆっくり痛くなってそこまで痛みは上がりませんでした。

 

どんな入院生活を送っていたかというとご飯も水も一切ダメ。5日ほど点滴で過ごします。ひたすら点滴で栄養を送り続け、コロナの関係で外にも出れずずっとベッドで過ごします。動けないのもまたキツかった。5日ぶりのお茶にはそれほど感動もせず、意外と断食生活は楽しんでたところもありました。

 

そして炎症も治まってきた7日目についにご飯の許可がおります。しかし出されたのは重湯といわれるお粥の上の液体めんつゆを薄めて温めたような汁のみ。なかなか悲しい気分になりました。それでもお腹に気を遣いゆっくりと食べていきます。それから翌日の味の付いたおかずを食べれたときにどれだけ嬉しかったことか。

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今回は軽度ということもあり自分は10日ほどで退院できましたが、長ければ2週間から一ヶ月以上の入院もあるみたいです。重症化すると他の臓器まで炎症が広がり死にも繋がる病気です。しかも膵炎は完全に治るということもなく、また同じような食生活を送っているとすぐに再発するみたいです。なのでアルコールの飲みすぎは要注意、脂の多い家系ラーメンもほどほどにと釘をさされました。

 

今日久しぶりに家に帰ってビールを呑んだんですが、久々なのもあって麦の味が思い切り伝わってきて新鮮で旨かった-。今まではのど越しだけで流し込んでいたけど、ちょっとずつ味わいながら飲むのも悪くないなと思いました。ご飯一つにしても大盛りをかき込むんじゃなく、ゆっくりと味わって食べるという事をしていこうと思いました。

 

250mlで酔っぱらいましたが、これを機会に食べるということにもう一度向き合ってみようと思わされた入院となりました。