ぼんじんブログ

凡人の凡人による凡人のための日記

目からウロコが落ちまくる経済の教室

最近お金のリテラシーについてよく耳にします。自分もご多分に漏れず勉強をしているところですが、今まで理解しているようでサボってきた経済を学びなおしてみようとこの本を手に取りました。

 

 

そもそも経済の基礎知識もあまり無い状態でしたが、「これ以上分かりやすく書くのはもう無理」と著者も言っているようにとても分かりやすく書かれていました。本当に目からウロコが落ちるくらい、現在の経済対策の失敗を分かりやすく説明しています。

 

その最も大きな一つは1998年から今まで続いているデフレについて、間違ったデフレ対策ばかりやる政府が悪いとバッサリ言い放っています。

 

デフレ対策とは「需要を増やし供給を減らすこと」。需要とは「消費」と「投資」のことです。需要を増やすにはまず政府が需要を増やさなければいけません(大きな政府)。公共事業への投資等により、雇用が生み出され消費も増えるということです。

 

さらに需要を増やすために最も大事なことは減税することです。消費と投資を増やさなければいけないので、消費税増税はこの上ない悪手です。税金を上げていいのはインフレの時に物価率を調整して需要を抑えるためにあります。

 

ここ20年間以上政府はデフレの中心でインフレ対策ばかりやっていたということです。事実、凡人の自分には消費税増税は痛すぎます。多くの人にとっても同じ感想ではないでしょうか。

 

このように今の日本の経済政策が間違っているのかを気持ちいいほどに分かりやすく書かれています。まだまだウロコが落ちまくりなので、改めて別の機会にも書いてみようと思います。